かめや@新宿

金曜の深夜0時、職場での残業を終わらせ小滝橋から新宿駅にまっすぐ向かう途中に左手に見えたのは懐かしの思い出横丁(通称:しょんべん横丁)。昼間に手をつけなかった持参の弁当を食べるという選択肢もあったがそんな気分でもなかった。横丁に入ってすぐ最初に見えたのは、かめやというスタンドそば屋的なお店。

一見、立ち食いとも思えるような感じだが席がちゃんとあるそば屋さん。席が空いていたので迷わず腰をかけ、天玉そば(430円)+大盛(100円)を注文。ここはそば出来上がりと同時に現金を店主さんに渡すというシステムだ。

注文から5分もしないうちに着丼。

そう、これだ。この深夜0時を回った時間帯に疲れた中年の胃袋を満たしてくれるのはどこにでもあるような普通のそば。特別なものはいらない。これくらいが丁度いい。

この少し大きめの野菜天ぷら。

少し雑に切られた大きめで大量のネギ。

玉子は生卵(月見)か温泉卵かと思いきやまさかの固めに茹でられた普通の玉子。

僕が家でサッポロ一番を作る時によく入れる丁度いいなんともいえないくらいの固さ。今はこれくらいが一番いい。全てが普通であり、ごくごく当たり前の味。

そばに到ってもこれまた普通。だが何度もいうようにこれでいい。一週間の疲れが溜まり、なおかつ風邪で病み上がりの僕にはこれがむしろベストな気がしてならない。

余計なことは考えずに最初から七味全快で麺とスープで体が温まり胃袋が満たされればそれでいいのだ。

天ぷらをスープに浸してぐちゃぐちゃにして喰らう。求めていたのはこれだ。最初から味なんて求めちゃいない。今の自分のニーズに合致すること。それだけでいいのだ。

ごちそうさま。今のコロナ渦の中で深夜0時を回っても新宿で開いているそば屋さんなんて富士そばを除くとここぐらいのものだろう。非常に有難いお店であった。

アディオス思い出横丁

コメント

  1. ブーやん より:

    アディオース、
    お仕事遅くまでご苦労様でーす。
    kiyo1983さんもお若いですなぁ。
    深夜のションベン横丁で天ぷらうどんを
    啜るなんてタフガイですねぇ。
    しかもお汁まで飲み干すなんて流石です!
    今度こちらに私も深夜に伺ってみまーす。

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