デリー@上野

とある平日の夕方15時頃、土日よりも簡単に入れると見込み、上野の国立西洋美術館へ足を運んだ。

ファミマでロンドン・ナショナル・ギャラリー(16時30分入場開始)のチケットを事前に購入し、西洋美術館に着いたのは15時20分くらいだった。まだ入場時間までは時間があるため知人から招待券を頂いていた、なんでもない日ばんざいの展示会を観に上野の森美術館へ徒歩5分ほどで到着。

入口で招待券を渡し、すぐそばで展示会は開催されていた。1階と2階のスペースを使い作品は主に最近(1990年代~2000年代)の日本人の方の油絵や絵画が並んでいた。会場内は写真撮影OKであったが僕は美術に関しては素人であることと、ネタばらしになってしまうため写真はあえて一部だけ載せることにする。

こちらの2点は野田哲也さんの写真を使ったシルクスクリーンと木版を組み合わせて自身の日常の断片を描いた日記シリーズの中の1部。版画を展示会で観たのは初めてだったので素直に感動した。

1時間があっという間に過ぎて、西洋美術館にまた戻る。

こちらは入口以外はもちろん撮影禁止であった。何度もいうが僕は美術に関しては全く勉強もしていない無知の素人。なので素人の簡単な感想だけいうと、今まで観た絵画と比べて絵の旨さと背景画の美しさが半端なかった。古い絵画が全てとは言い切れないが有名どころのフェルメールやゴーガン、ゴッホの作品すら観たことのなかった僕にとってはとてつもないものに感じた。特にゴッホのひまわりは素人でも感じ取れるほど、描き手のエネルギーが純情じゃないくらい伝わってくる。それだけでも足を運んでよかった。

美術館をハシゴした後は腹が減り、上野の老舗カレー店デリーへ上陸。

こちらは昭和31年からあるカレーが好きな人なら一度は来たことがあるであろう名店。以前僕の記事でも書いた、ボンベイさんの修業先でもある。

写真の光具合が悪く申し訳ない。やはりここは迷わずカシミールにライス大盛(1,120円)一択である。

デリーのカシミールは色もそんなにドス黒くなく、一見辛そうには見えない。チキンが3つにいもが1つ。

まずはルーをライスにかけて喰らう。うん。味が引き締まっていてコクもあり、さすが日本の元祖南インドカレー。最初の一口目ではやはり辛さはさほど感じない。

ほくほくのじゃがいも。

チキンはスプーンで簡単に切れるほどで、ほどよく固さがあり身がしっかりしていて美味しい。もうこの時点で汗がどばどばと毛穴から吹き出てくる。だけどなぜか食べ進めていくうちにどんどん食欲が湧いてきて気がつくとぺろりである。

チキンはこのプレートの底にあるハーブのおかげで辛さに清涼感をもたらしてくれる。そこがまたデリーマジックである。

ごちそうさま。あっという間の完食。久々のデリー、ホントに美味しかった。

アディオス上野

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