ハシヤ@幡ヶ谷

幡ヶ谷編、2件目。傘を修理してもらい駅へ向かったところ、無性にパスタ、いやスパゲッティが食べたくなった。そうこの土地には知る人ぞ知る名店ハシヤがあるではないかと思い、再び仲屋商店のある路地へタイムスリップ。

グーグル先生に聞いたところ仲屋商店のすぐ近くだった。店の手前にはこのような看板があり、すぐに入口まで。

午後14時を回ったところ、店の中は2人程待ちの人が座っていた。中に入るとお一人様である旨を伝え20分程待った。

店内の席はとても清潔感があり接客もすごく丁寧であった。

僕は1人だったためカウンターに座った。

実はこちら代々木八幡に本店があったのだが2年前に閉店をしてしまっていた。70年代からあるこちらのハシヤだが、 [壁の穴] という元祖和風パスタ専門店で修業をして独立したお店らしい。名前は違えど同様のスタイルをとるお店が東京各所にあるみたいなのでそちらも今後是非とも訪れてみたい。とまぁつまらない話はこれくらいにしてここはやはり和風スパゲッティが売りの店であるため僕は今回、タラコとウニのスパゲッティを注文。

各席にはバジル、乾燥パセリ、チーズがある。

そして着丼。タラコとウニのスパゲッティ(1,050円)。ちなみに僕は普通盛りにしたが、こちらで115g、大盛りで180gらしい。

刻みノリが程良くあり、タラコの匂いが強めでウニの魚介の香りがほんのわずかに香る。

一口入れてみると、タラコとウニがお互い激しく主張し合い、ぶつかりあう感じがする。それはそうだ。お互い一歩も引かないくらい個性が強いのだからそうなるだろうということくらいは目に見えていた。それでもなんだろう、個性が強いもの同士がタッグを組むと1+1が3にも4にも、いやそれ以上になるものなんだというのを感じた。ドラゴンボールでいうフュージョンやポタラみたいなものであろうか。

またこの刻みノリがいい具合にアシストしてくれている。うまい。普通盛りにしたことをこの時はとても後悔した。男ならやはり大盛りだろうという古臭いことは言わないが、この時は後悔したのをハッキリと覚えている。

夢中になっていたら忘れていた。そう、卓上のこいつ(バジル)を入れることを。

こいつがまたタラコとウニによく合う。丁度いい味変であり、また違った感覚を見出してくれる。

こいつ(乾燥パセリ)も忘れちゃならない。

こいつは味変というよりも香りを楽しむタイプの奴。いいキャラしてるよ。

味変と言えば定番のこいつ(タバスコ)である。今回は明太子ではなくタラコだったので辛さを求めてチーズではなくこいつをチョイスした。やはりタラコにはこいつが合う。以外とウニにも合うかも?

115gという少ない世界の中でも楽しませてくれるお店であり、普通にモトの味が美味しい。昼時を過ぎても待ちのお客さんがいるのが納得できた。

店を出ると、口の中にはタラコとウニの甘い香りがして心が満たされるのを感じる。歯と歯に挟まったバジルの残り香もいい。

アディオス幡ヶ谷

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