某日、品川駅でたまにはランチでもと思い真夏の昼に足を運んだ。この日は気温36℃のハイパー猛暑。暑さとコロナの猛威で力が湧いてこない。そんな日は無性に男メシを喰らいたくなる。
品川駅は小綺麗で仕事の出来そうなビジネスマンが多そうなイメージである。僕のようなムサ苦しい男の来る場所ではないかもしれない。そんな気持の中、港南口を出ると正面にはポツポツと飲食店がある。
この道を少し進むと左手には汚らしくて怪しい路地がある。
品川らしからぬ道である。なんならちょっと生ゴミの臭いがしてとてもじゃないけどビジネスマンや綺麗なOLさんが来るような所ではない。と歩いていると美味しそうな看板を発見。
店の前まで行くと僕の大好きな赤提灯があるではないか。
これにピンときてランチはここにした。
お店に入ると中は小綺麗なビジネスマンというより定食が好きそうなサラリーマンで賑わっていた。内装は新橋とかにあるような少し狭めの居酒屋。一人のためカウンターに案内され周りを見渡すとほとんどの人が旨辛牛すじ煮込の定食を食べていた。ここはこれが定番だと思い逆らわず僕も同じものをオーダー。注文と同時くらいの速さで味噌汁と沢庵が提供。
そしてその5秒後くらいにライス大盛と牛すじが置かれた。
なるほど、駒澤にある「かっぱ」と同じ方式かとふと思った。具は牛すじが多めで若干こんにゃくと大根が入っている。
まずは牛すじを単体で一口。歯で一噛みするだけでとろけてしまいそうなくらい柔らかく煮込まれている。
味は煮込汁が程よく染み込んでいて、絶妙な甘しょっぱさである。油もプルプルでコラーゲンたっぷり。これは間違いなくご飯と一緒に食べるためにあるようなものであろう。若しくはお酒のお供でも最高だろう。牛の一塊も大きく、辛さは一般的にいったらピリ辛?というくらいの辛さであろうか。過去に激辛のラーメンやカレーと対決してきた僕にとってはピリ辛の部類にも入らない。むしろ甘い。
お待ちかねの牛すじオンザライス。これはたまらない。とてつもなく食が進み箸が止まらない。贅沢をいえば箸ではなくスプーンでかっ喰らいたい。
牛すじのプルプルに加え甘じょっぱいタレがライスに染みわたる。まさに男メシである。
途中で箸休めに沢庵をパクリ。
味噌汁も忘れてはいけない。
ある程度煮込みが減ってきたらライスに全てぶっかけるべし。ここは店員の料理の提供の速さと客のかっ喰らうスピードの速さとの歯車がうまく合わさって初めて回転のいいお店として完成される。そのためにはチンタラ食べていてはだめだ。
一気に胃にかき込むべし。
ごちそうさま。
サクッと注文してサクッと食べる男メシ。真夏を乗り越えるにはこういうスタミナメシが必要である。
アディオス
コメント
Kiyo3
ぶっ飛んだ、ブット、
ここに参上 メーン、
やっぱりあなたは吉田類を目指してたんですねー、驚き桃の木でした、
品川スタイル、バックロード、路地裏の
ハンター Kiyo3
いずれカウンターでブット見かけたら一声かけてくんさいまし、私もここ行きつけです!
最後に一曲送ります!
路地裏のハスラー
ラーメン、つけ麺、キヨイケメン
レーバン、かけてるキヨイケメン
ホルモン、食べてる キヨイケメン
またお会いしましょー
アミーゴ